大腸がんは、がんの部位別死亡率において男性では「第3位」、女性では「第1位」です。大腸がんは現在も増加中であり、2020年には男女とも第1位になると予想されています。これは、便潜血反応で陽性になっても、大腸内視鏡検査を受けない方が多いことが考えられます。罹患率は、年齢別にみると男女とも50歳代から増加し始めます。
主な部位別がん死亡率の推移 |
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年齢階級別がん罹患率 | 年齢階級別がん死亡率 |
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※出典:独立行政法人 国立がん研究センターがん対策情報センター ※グラフをクリックすると拡大されます。 |
CTを用いた大腸検査を導入
大腸がんは早期に発見すれば命を落とすことはほとんどありません。それにもかかわらず亡くなる方が増え続けている理由として、大腸内視鏡検査を受けない方が多いことが考えられます。
大腸内視鏡検査を受けられた方の感想として「痛い・苦しい」「下剤を2Lも飲まなければいけない」「検査時間が長い」「恥ずかしい」などが挙げられます。これでは大腸内視鏡検査の受診率は上がってきません。
サンライズクリニックでは、平成23年に「大腸CT検査(CTコロノグラフィ)」を導入、これまでに1,200名以上の方が検査を受けられました。その8割の方が「楽だった」、9割の方が「また受診したい」と感想を述べられています。
なお、当院追跡調査(H23.9〜H25.3)の結果、男性では大腸CT受診550名中5名が大腸がんと診断されました。しかし女性は大腸CT受診337名中9名と高い発見率となっています。
また、平成24年度、当院で便潜血反応による大腸がん健診を受診された方は「8,855名」、その内要精検と診断された方は「344名」でした。追跡結果については現在集計中です。
便潜血反応で陽性になったにもかかわらず「痛い・苦しい・恥ずかしい」との理由で精密検査を受診されていない“あなた”一度当院にご相談ください。
※大腸がんの詳しい内容につきましては
「独立行政法人 国立がん研究センターがん対策情報センター」ホームページをご参照ください。